奥播磨 ( おくはりま ) 山廃純米 720ml/ 兵庫県 下村酒造【 4202 】【 日本酒 】【 父の日 贈り物 ギフト プレゼント 】
酒の番人 ヤマカワ
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明石海峡の西、中国山地の南に広がる播磨で、兵庫県産山田錦と地域の水が、やわらかな口当たりと軽い後味をつくる。
情報は86 日前に更新
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「はりま」という清酒の名は、兵庫県の明石海峡より西、中国山地より南に広がる土地から始まる。中国山地に蓄えられた水は、加古川、市川、夢前川、揖保川、千種川となって山麓の穀倉地帯へ届く。山田錦は昼夜の寒暖差とミネラル分の多い粘土質の田で熟し、鉄分の少ない地域の水が仕込みに入る。やわらかく丸い口当たり、少ない苦味と渋味、繊細なコク、ふくらむ香味、軽快な後味は、米と水と麹と蔵の仕事が重なった姿である。
「はりま」は、兵庫県播磨地域の清酒を指す名で、明石海峡の西側、中国山地の南側に広がる土地と結びついている。米と麹米には兵庫県産山田錦を用い、仕込み水は地域内の水を使い、醸造、必要な貯蔵、瓶詰めも同じ地域内で行われる。
この名を支えているのは、兵庫県産山田錦、地域の水、清酒造り、播磨の蔵の作業という具体的な要素である。杯の中から田、川、蔵の場所が見えてくるのは、原料と水と作業場所が同じ播磨の中で結ばれているためである。
兵庫県の中央部には中国山地が東西に伸び、山々に蓄えられた水が加古川、市川、夢前川、揖保川、千種川などの河川をつくる。その水は山麓の穀倉地帯へ届き、清酒の原料米が育つ田と結びつく。
播磨の清酒産地は温暖で日照時間が長く、降水量が少ない。中国山地に由来する仕込み水は鉄分が少なく、カリウム、リン酸、マグネシウム、カルシウムなどの無機塩類を適量含む。播磨らしさという言葉は、ここでは地形、水質、田の広がりとして説明できる。
山田錦は、播磨の清酒を語るうえで最もはっきりした原料である。清酒原料のための品種としてこの地域で改良され、大粒で中心に心白があり、脂肪やたんぱく質が少ないという性質を持つ。
登熟期には六甲山系が南からの暖かい空気を遮り、一日の気温差が大きくなる。ミネラル分の多い粘土質の農地も、心白の形や成分に影響を与える。地域性という言葉の中身は、この田、寒暖差、土、米粒の細部にある。
奈良時代に編さんされた『播磨国風土記』には、神に供えた飯にかびが生え、それで酒を造り、宴を行ったという場面がある。米、麹、神への供え物、酒造りが、播磨の土地とともに描かれている。
この場面は、現在の兵庫県宍粟市にある庭田神社と結びつけられている。読みどころは、米麹を使った酒造り、神社の場所、播磨の早い時期の酒造りが一つの場面に重なる点にある。
江戸時代、播磨は近隣の灘五郷と人と米でつながっていた。播州杜氏が灘五郷で酒造りに携わり、播磨の原料米も灘の酒造を支えた。江戸後期には播磨の中でも多くの酒蔵が開業し、田と町と蔵の動きが地域の内側へ広がった。
その後の継続は、講習、きき酒会、製造技術の交流、共同研究、研修といった実務の場でも進んだ。山田錦の扱い、麹づくり、水の使い方、醪の見方が、蔵と人の間で繰り返し磨かれてきた。
播磨の清酒は、総じて口当たりがやわらかく、優しい丸みがあり、苦味や渋味が少ない。繊細なコクと豊かな香味のふくらみを持ち、兵庫県産山田錦と健全に育った麹によって、醪に心地よい酸味が生まれ、後味は軽快になる。
純米酒と本醸造酒では、コク、香味、酸味の調和が印象に残る。純米吟醸酒と吟醸酒では、リンゴのような甘い果実香が心地よい酸味と合わさり、のど越しのよい酒質になる。味わいの言葉は、播磨の米と水を、やわらかさ、香り、余韻として感じさせる。
播磨の酒蔵は、川の流域や地域のまとまりに沿って見ることができる。揖保川・千種川流域には本田商店、ヤヱガキ酒造、奥藤商事、下村酒造店、老松酒造、山陽盃酒造などの名があり、ほかにも壺坂酒造、神崎酒造、名城酒造、田中酒造場、姫路灘菊酒造、岡田本家、キング醸造、稲見酒造、神結酒造、富久錦、明石酒類醸造、江井ヶ嶋酒造、茨木酒造、西海酒造などの蔵名が並ぶ。
播磨の清酒は海外にも紹介されている。2021年、灘五郷酒造組合とはりま酒研究会は、フランスのソムリエであるドミニク・ラポルト氏に、灘五郷と播磨の酒をフランスで伝える役割を依頼し、裏ラベルの監修、日本語字幕入りの YouTube、専門向けオンラインセミナーを進めた。
播磨の清酒は、明石海峡の西の土地、中国山地から流れる川、粘土質の田で熟す山田錦、『播磨国風土記』の米麹の場面、播州杜氏の動き、流域に並ぶ酒蔵によって形づくられている。やわらかな口当たり、ふくらむ香り、軽い後味は、その具体的な土地と米と水を、飲み口として伝える。
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英語では Harima sake と表記されます。
日本酒は光と高温に弱いため、暗く涼しい場所で保存してください。生酒・生詰は要冷蔵、開栓後はいずれも冷蔵して早めに飲みきります。温度に決まりはなく、吟醸系は10℃前後の冷やで香りが立ち、純米系は40〜50℃の燗で味が広がります。当サイトでは酒類を販売しておらず、購入と年齢確認は楽天の商品ページで行われます。
はりまは兵庫県の地酒・酒類です。公的な登録、地域の資料、楽天の販売中商品と照合し、産地との関わりや特徴を整理しています。
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