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西陣という呼び名は、京都市北西部の産地を指す。中心は上京区・北区で、南は丸太町通、北は上賀茂、東は烏丸通、西は西大路通に囲まれるあたりとされる。西陣織は、先に染めた糸で紋様を織り出す織物で、図案、紋意匠図、糸染め、整経、綜絖、ジャカード、織機の仕事を経て形になる。帯やきものに加え、ネクタイ、ショール、インテリア、バッグにも使われる。
西陣は行政区名を指さず、京都市北西部に集まる織物の産地名として使われてきた。範囲を言うときは、上京区・北区を中心に、丸太町通、上賀茂、烏丸通、西大路通に囲まれたあたりが目安になる。西陣織に携わる業者はこの一帯に集まり、織屋、糸染め、整経、織機の仕事が地名と結びついている。
西陣織の芯にあるのは、京都の西陣で作られる先染めの紋織物という性格である。糸を先に染め、経糸と緯糸の動きで模様を織り出すため、色は布になる前から準備されている。多品種少量生産を基盤とし、爪掻本綴織、経錦、緯錦、緞子、朱珍、紹巴、風通、もじり織、本しぼ織、ビロード、絣織、紬など12種類の品種がある。
西陣の名は、1467年から1477年まで続いた応仁の乱と結びつく。京都で東軍と西軍が争い、西軍の大将である山名宗全が西に陣を張った。戦火を避けた職工たちは和泉の堺などへ移り、戦いが収まると京都に戻って、白雲村や大宮今出川付近で織物業を再開した。西軍本陣の跡を指す地名が、西陣織の名に残った。
仕事は図案から始まり、図案を方眼紙に拡大して紋意匠図を作る。紋意匠図は織物の設計図にあたり、紋彫りでは約33センチ×4.5センチの短冊形の紋紙に穴をあけ、経糸の上げ下げを指示する。現在はコンピュータグラフィックスで製紋し、コンピュータジャカードへ指示を送る工程もある。原料準備では、撚糸、糸染め、糸繰り、整経、絣加工が続き、経糸は少ないもので3千本、多いものでは8千本に及ぶ。
織る前には、緯糸を通す杼道を作るために綜絖が経糸を引き上げる。綜絖はジャカードの指示を受け、紋紙やデジタル媒体に入った柄の指示を経糸の動きへ変える。織機には綴機、手機、力織機があり、布によってはビロードの線切りや蒸気整理などの仕上げが加わる。
明治時代には、京都府から派遣された佐倉常七ら3人が欧州で学び、フランスからジャカードなどの洋式技術が西陣に取り入れられた。用途は、能衣装、打掛、几帳、帯、きもの、金襴に加え、ネクタイ、インテリア、緞帳、ショール、バッグへ広がっている。細かな意匠と織りの仕事は、身に着ける布にも、空間に掛ける布にも現れる。
西陣織をたどる手がかりは、京都市北西部の地名、先染めの糸、紋意匠図、3千本から8千本の経糸、ジャカードの指示、綴機や手機にある。そこから生まれた布は、帯やきものとして締めることも、ショールやバッグとして身近に持つことも、インテリアや緞帳として空間に置くこともできる。名前、産地、工程、用途が、一枚の紋織物の中でつながっている。
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英語では Nishijin textiles と表記されます。
天然素材の染織品は、はじめのうち多少色落ちします。中性洗剤で単独手洗いし、長時間のつけ置きと漂白は避け、色あせを防ぐため陰干ししてください。絹・麻や伝統的な染めのものはドライクリーニングが必要な場合が多く、商品ページの洗濯表示が優先されます。
西陣織は京都府の染織・布ものです。公的な登録、地域の資料、楽天の販売中商品と照合し、産地との関わりや特徴を整理しています。
多くは常温で日もちし、箱入りで持ち運びに強く、贈りものや持ち帰りに向いています。最終的な保存・配送条件は楽天の商品ページでご確認ください。
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