パーニュ布スリッパ 25.5-28cm 【Lサイズ】 南河原スリッパ/ African wax print textile 現品
ガラタバザール(キリム&ラグ)
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情報は71 日前に更新
埼玉県行田市の南河原地区では、スリッパが日々の仕事として地域に広がっていた。昭和55年頃、南河原の生産量は日本一の水準に達し、旧南河原村には四十社以上の製造企業があり、全世帯の約八割がスリッパ産業に関わっていた。現在の南河原スリッパは、室内で使う基本の形を保ちながら、布合わせ、左右異柄、地域の織物や染めとの連携で、2017年に始まった取り組みを続けている。
南河原スリッパを語る入口は、埼玉県行田市南河原地区という場所にある。かつてこの地区はスリッパ生産地として知られ、仕事は工場の中に限らず、多くの家庭にも及んでいた。昭和55年頃の生産量は日本一の水準にあり、旧南河原村には四十社以上の製造企業、スリッパ産業に関わる約八割の世帯があった。地場産業という言葉は、ここでは甲材を扱い、縫い、運び、一足を仕上げる暮らしの中の作業を指している。
安価な海外製品が増えると、南河原の製造企業は四社まで減った。2017年に南河原商工会が始めた「南河原スリッパ」プロジェクトは、その小さくなった産地から技術を次の世代へ渡し、地域の仕事をもう一度動かすための取り組みだった。発案者は商工会の経営指導員、佐野和美。山本栄治会長は当初の不安を語りつつ、開始を後押しした。製造事業者、デザイナー、会員事業者が加わる検討委員会では、残す形、変える布、室内履きとしての使われ方が具体的なテーマになった。
南河原の作り手は、スリッパを見慣れない形に作り替えず、基本の形を保って、変化を布に託した。最初はヴィンテージのアフリカ生地を使い、量をそろえやすい素材としてアフリカンパーニュのバティックへ進んだ。さらにブラジルや南フランスのテキスタイル、行田足袋、秩父銘仙、羽生の武州藍染、草加レザーの技法も同じ室内履きの輪郭に入っていく。甲、中底、ハカマの布合わせは、職人が一足ごとに考える見える工程になった。
製作の細部は、いくつかの手順から見えてくる。甲材を縫い、釣り込み機で熱を加えて成形し、甲・中底・ハカマの各部を組み合わせて一足にする。柄布は表面だけの飾りではなく、足を覆う甲、足裏に近い中底、側面にあたるハカマに配される。職人は南河原の基本形の中で、色、柄、部位の関係を見ながら布を合わせていく。
希少な柄布は同じ模様を何度もそろえにくい。そこで南河原スリッパでは、左足と右足をそれぞれ独立した一つとして扱う発想が生まれた。色や柄の異なる左足と右足を組み合わせても、南河原の基本形は保たれる。履いたときの安定感を残しながら、左右の違いが室内での使い心地に視覚の楽しさを加えている。
南河原スリッパは、公共の展示でも近くで見て触れられる日用品として扱われている。色とりどりの手づくりスリッパ、さまざまなデザインや製法が並ぶことで、普段使う室内履きの構造が目に入りやすくなる。2023年の地域団体商標は名称を共有する範囲を明確にし、産地では後継者を見つけて技術を残す課題が続いている。
南河原スリッパは、家の中で足を入れる小さな道具に戻ってくる。かつて四十社以上と約八割の世帯が関わった産地は小さくなったが、花柄の甲、熱成形された形、左右異柄の組み合わせ、足袋・銘仙・藍染・レザーとの連携に仕事の跡が見える。南河原で続いているのは、布を選び、縫い、部品を合わせ、室内で履かれる一足に仕上げる具体的な手の動きである。
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英語では Minamikawara slippers と表記されます。
木・竹・漆のものは、長時間の水つけ、食洗機、直射日光を避けてください。使用後は水気を拭き取り、風通しのよい日陰で乾かします。金属や布のものは商品ページの表示に従ってください。
南河原スリッパは埼玉県の暮らしの道具です。公的な登録、地域の資料、楽天の販売中商品と照合し、産地との関わりや特徴を整理しています。
多くは常温で日もちし、箱入りで持ち運びに強く、贈りものや持ち帰りに向いています。最終的な保存・配送条件は楽天の商品ページでご確認ください。
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