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名古屋扇子の末廣堂
名古屋を中心とする愛知の染め場では、正絹の白生地に袖、襟、身頃と紋の位置を取り、紋型紙、真鍮の紋当金網、紅下や藍下を経て礼装用の黒を染めます。
情報は119 日前に更新
名古屋扇子の末廣堂
名古屋黒紋付染は、白い絹に家紋の場所を残し、周囲を黒く染めるところから姿が見えてきます。黒染めの後、白く残った紋場には手描き、または紋を彫った型紙の刷り込みで細部が入り、礼装の着物や羽織のための布になります。 この染色は、名古屋と愛知県内の染め場に結びついています。主な製品は着尺地と羽尺地で、着物、染額、タペストリーも製品として挙げられます。布、紋型紙、紋当金網、刷毛、下染め、最後の紋上絵を順に追うと、名古屋黒紋付染の輪郭がはっきりします。
産地は名古屋市を中心に、西尾市も主な製造地域として挙げられます。名古屋市西区や天白区、北名古屋市、常滑市にある染工場や工房の名前から、名古屋黒紋付染は愛知県内の複数の作り手で支えられる染色として見えてきます。
そこで作られる中心の品は、着尺地と羽尺地です。紋章を付けた衣服は礼装用とされ、染額やタペストリーも作られますが、白生地に紋の場所を残して黒く染める手順が、この染色の軸になります。
始まりは慶長15年、1610年の尾張藩に結びつけられています。尾張藩士の小坂井家が藩内の旗や幟の製造にあたったという話は、名古屋の黒染めを、遠くから紋様を見せる旗印の布へつないでいます。
その後、現在の工程につながる紋型紙板締めの技法が生まれました。江戸時代末期には藩士や庶民の黒紋付染が行われ、19世紀中頃には組合組織も作られています。
生地は絹織物です。正絹の白生地から染めの妨げになるものを取り除き、袖、襟、身頃などを注文寸法に合わせて印付けすることで、紋を置く位置も決まります。
浸染では、紋型紙を生地の表裏に貼ります。その上から直径約5センチの真鍮の紋当金網を当て、糸で締め付けることで、水や染液の中でも型紙がずれたりはがれたりしにくくなります。
紋場を守った生地は、紅または藍で下染めされます。浸染では、その後に黒の染料液へ入れ、高めの温度で時間をかけて染めるため、堅牢度の高い黒色になります。
引染では、紋の部分に伏糊を置き、刷毛で黒を引いていきます。技法には「トロ引黒染」と「三ッ引黒染」があり、三ッ引黒では藍下の後、植物性染料を主染料とし、媒染染料などでそれぞれ二回以上引染を行います。
黒染めが終わると、白く残った紋場が布の上に残ります。そこへ手描き、または紋を彫った型紙の刷り込みで紋章を入れることで、黒い礼装の中に家紋が完成します。
着物を着る機会が減ったことで、黒紋付の喪服や黒羽織の需要は小さくなっています。それでも名古屋市内や愛知県内の工房名は今も挙げられ、絹、紋型紙、真鍮の紋当金網、下染め、黒染め、刷毛、紋上絵という順序が受け継がれています。
名古屋黒紋付染を支えているのは、白い絹に紋の場所を取り、紋型紙と真鍮の紋当金網で守り、紅下や藍下を経て、浸染または引染で黒をつくる手順です。尾張藩の旗や幟に結びつく始まりから、着尺地、羽尺地、着物、羽織へと続く道筋の中で、家紋を黒の中に残す仕事が続いています。
公開資料・公式情報をもとにまとめています。出典は下記の各ページをご覧ください(内容は変わる場合があります)。
この品が、日本のどの制度・機関に登録・指定・認定されているかを掲載しています。
英語では Nagoya black formal dyeing といいます。
名古屋黒紋付染は、名古屋を中心とする愛知県内の黒紋付染です。絹織物を生地とし、家紋の場所を守りながら、浸染または引染で周囲を黒く染めます。浸染では紋型紙と直径約5センチの真鍮の紋当金網を使い、紅下または藍下の後、高めの温度で時間をかけて黒染めします。引染では紋の部分に伏糊を置き、刷毛でトロ引黒染や三ッ引黒染を行います。白く残った紋場には、手描きまたは型紙の刷り込みで紋章を入れます。
名古屋黒紋付染の始まりは、慶長15年、1610年に尾張藩士の小坂井家が藩内の旗や幟を作ったことに結びつけられています。この染色品は、名古屋市、西尾市、愛知県内の複数の染め場に結びついています。着尺地や羽尺地のほかに、染額やタペストリーなどの製品もあります。染めに入る前、正絹の白生地には袖、襟、身頃、紋の位置の印が付けられます。
紋付の着物や羽織など、礼装として着用されます。黒染めの間は紋の部分を白く残し、後から手描きで家紋を仕上げます。高温でじっくり黒染めするため色落ちしにくく、紋が汚れたり薄くなったりした場合は紋洗いで直すことができます。
天然素材の染織品は、はじめのうち多少色落ちします。中性洗剤で他のものと分けて手洗いし、長時間のつけ置きと漂白は避け、色あせを防ぐため陰干ししてください。絹・麻や伝統染色のものはドライクリーニングが必要な場合が多く、商品ページの洗濯表示に従ってください。
多くは常温で日もちし、箱入りで持ち運びに強く、贈りものや持ち帰りに向いています。最終的な保存・配送条件は楽天の商品ページでご確認ください。
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