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まぐろ処 一条
4.6 / 66件のレビュー
石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市の湾で育つみやぎサーモンは、冷たい海水、活け締め、脱血、低温の海水槽によって、つやと張りのある身を保つ養殖銀ざけです。
情報は119 日前に更新
まぐろ処 一条
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宮城県の太平洋岸では、石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市の湾で銀ざけが育つ。みやぎサーモンは、宮城県産の養殖銀ざけを水揚げ後に活け締め、脱血、おおむね5℃以下の海水槽で扱うことで、つやと張りのある身に仕上げる品だ。刺身で食べられる鮮度、魚臭さの少なさ、料理での扱いやすさが、沿岸の地形と水揚げ後の仕事につながっている。
みやぎサーモンの生産地は石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市にまたがる。四つの沿岸市町は宮城県の太平洋岸に並び、養殖銀ざけが水揚げされたあとに鮮度を保つ処理を受けるという名前の中身を支えている。
海面養殖、産地魚市場、加工場、飼料会社、地元自治体は、同じ銀ざけをめぐる仕事の列に入っている。2013年3月に発足したみやぎ銀ざけ振興協議会には、生産団体、商社、餌料メーカー、産地市場、関係市町が加わり、震災後の沿岸で銀ざけ養殖を立て直す役割を担った。
牡鹿半島北部の沿岸は、深い水深と入り組んだ湾をもつリアス海岸で、海面養殖の銀ざけに向いた環境をつくる。この海域では7月下旬まで海水温が20℃を下回り、冷たい水と波の穏やかな湾が銀ざけの成長を支えている。
山側の水と海の近さも養殖に関わる。宮城には蔵王山系などの雪解け水に関わる種苗施設や稚魚施設があり、稚魚を海の養殖場へ運ぶ距離を短くできる。沿岸近くの魚市場や加工場も、水揚げ後の仕事を産地のそばに置いている。
みやぎサーモンの鮮度は、水揚げ後の手順で保たれる。活け締めでは、キリなどの道具で魚の中枢神経を破壊し、脱血を行い、おおむね5℃以下に保った海水槽に魚を入れる。
その結果は身に出る。三枚におろすとき、包丁の刃をつかむような感触があり、切り口にはつやと張りが残る。こうした具体的な手触りが、刺身で食べられる銀ざけという特徴につながる。
宮城県では1976年頃に銀ざけ養殖が始まり、1977年から本格的な養殖が進んだ。成長の早い銀ざけと、深い湾、冷たい海水、沿岸の施設が重なり、宮城の水産業の中で養殖銀ざけが根づいていった。
1996年頃から、生産現場では生餌から人工配合飼料への切り替えが進んだ。生餌に由来する魚臭さを減らし、活け締めの鮮度保持と合わせることで、生食用の養殖銀ざけづくりが進められた。
その後、宮城県産米を一部の銀ざけ飼料に入れる取り組みが始まった。2016年から、研究者や宮城県水産技術総合センターなどが南三陸町などの養殖場で米を混ぜた飼料を試し、米の種類や配合割合を変えながら、小麦粉の一部を置き換える方法を探った。
2018年には、宮城県産飼料米を30%含む飼料が一部の生産者に使われた。当時は16業者が飼料米を使い、米を食べて育つ銀ざけ約3,400トンの生産が計画された。米飼料は一部生産者の具体的な試みであり、みやぎサーモン全体の軸は宮城沿岸の養殖と水揚げ後の処理にある。
2011年3月の東日本大震災は、宮城の銀ざけ養殖に大きな被害を与えた。2012年に生産者が再開へ動き、2013年3月にはみやぎ銀ざけ振興協議会が発足した。生産団体、商社、餌料メーカーが集まり、その後、産地魚市場や関係市町も加わった。
担い手は、石巻魚市場、女川魚市場、漁協、飼料部門、地元の水産行政など、沿岸の具体的な組織として見える。海上施設、飼料、加工、流通が再び動くには、それぞれの仕事をつなぐ場が必要で、協議会はその役割を担った。
みやぎサーモンは、刺身で語られることが多い。活け締め、脱血、低温の海水槽によって、身につやと張りが残り、切ったときの締まり、魚臭さの少なさ、銀ざけらしい甘みが生食に向く。
加熱する料理でも扱いやすい。魚臭さが少ないため、野菜、米、味噌、ほかの食材と合わせやすい。養殖は11月から7月に限られ、6月から7月に最盛期を迎えるため、宮城の銀ざけには春の終わりから盛夏にかけての季節のリズムがある。
宮城の海岸に戻して見ると、みやぎサーモンはとても具体的な線でつながっている。石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市の湾で育つ銀ざけ、水揚げ後の活け締めと脱血、おおむね5℃以下の海水槽、そして2011年後に生産者、魚市場、飼料会社、地元自治体を結んだ協議会。その線の先に、つやがあり、刺身にも料理にも使いやすい銀ざけの身がある。
公開資料・公式情報をもとにまとめています。出典は下記の各ページをご覧ください(内容は変わる場合があります)。
この品が、日本のどの制度・機関に登録・指定・認定されているかを掲載しています。
英語では Miyagi salmon といいます。
みやぎサーモンは、宮城県の石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市で育つ養殖銀ざけです。水揚げ後は活け締めと脱血を行い、おおむね5℃以下の海水槽で扱います。リアス海岸の深く穏やかな湾と、7月下旬まで20℃を下回る海水温が養殖を支えています。身にはつやと張りがあり、刺身に向き、魚臭さも少ない品種です。
宮城県では1976年頃に銀ざけ養殖が始まり、1977年から本格的な養殖が行われるようになりました。1996年頃から生餌に代わって人工配合飼料が使われるようになり、活け締めによる鮮度保持も進められました。2016年から南三陸町などで宮城県産米を混ぜた飼料の試験が始まり、2018年には宮城県産飼料米を30%含む飼料が一部生産者に使われました。2011年の震災で宮城の銀ざけ養殖は大きな被害を受け、2013年3月にはみやぎ銀ざけ振興協議会が発足し、生産団体、餌料メーカー、魚市場、関係市町などが参加しています。
身は生で食べられるほど新鮮で、つやと張りのある食感が刺身に向いています。魚臭さが少ないため他の食材と合わせやすく、さまざまな調理法で使うことができます。国内の銀ざけ養殖は11月から7月までとされ、出荷は6月から7月に最盛期を迎えます。産地では3月から7月の間、その日のうちに新鮮な状態で届けることも可能です。
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