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山形県のラ・フランスは、樹から採ってすぐ食べ頃になる果物ではありません。10月中旬ごろに収穫した西洋なしを低温で予冷し、常温で追熟させることで、軸のまわりにしわが寄り、香りが強まり、軸近くの果肉が少しやわらかくなっていきます。
山形県はラ・フランスの全国生産量の約8割を占め、県内の産地では販売開始の目安となる日を設け、収穫後の予冷、追熟、出荷の歩調をそろえています。山形ラ・フランスの名称はGI制度でも守られており、その意味は、山形という産地名、生産に関わる人びと、品質の範囲がひとつながりで示されている点にあります。
果樹園の作業は2月から3月の整枝・剪定で始まり、余分な枝を間引いて樹全体に日光と風が入るようにします。4月から7月には摘芽、摘花、摘果を続け、ひとつの花芽に残す果実を一果へ近づけ、6月から7月には徒長枝を管理して果実への日当たりを保ちます。
ラ・フランスはりんごのように赤く色づかないため、収穫の判断には別の目が必要です。10月中旬ごろの収穫期には、果実に残るデンプン、硬さ、満開後の日数、その年の生育状況を見ながら、産地ごとに収穫適期判定会を開き、旬の採りどきを見きわめます。
収穫後のラ・フランスは、2〜5°Cほどの低温で予冷し、呼吸作用を抑えます。ZEN-NOH山形は約7日間の予冷を紹介し、天童のラ・フランスセンターでは低温貯蔵、選果、追熟をまとめて行う扱いが見られます。常温に戻るとデンプンが糖分へ変わり、果肉はやわらかく、香りははっきりしていきます。
山形県の振興協議会にはJAグループ、市場、出荷団体、生産者、県などが加わり、生産と販売に取り組んでいます。県内でも天童市はラ・フランスの生産量が多い地域として示され、ラ・フランスセンターでは登録園地の果実を予冷貯蔵し、選果し、追熟させます。高規格のスーパーラフでは、透過式光センサーで糖度、硬度、熟度を見ます。
食べ頃は、軸のしおれ、軸のまわりのしわ、強くなる香り、軸近くを軽く押したときのやわらかさで見ます。食卓では皮をむく前に四つ割りにし、芯を取ってから薄く皮をむく切り方が紹介されています。食べる2〜3時間前に冷やすとよく、完熟した果実は半分に切って包み、冷凍後に自然解凍してシャーベットのようにすくって食べることもできます。
ラ・フランスは1864年にフランスで生まれ、明治36年ごろ日本に入り、大正初期に山形へ導入されました。かつてはバートレットの受粉樹として使われ、昭和45年ごろから生食用の果物として注目されるようになりました。いまは2月の剪定、10月の収穫、予冷、追熟、食卓での切り分けまでが、山形の秋の流れをつくっています。
山形ラ・フランスの持ち味は、急がずに進む時間の中で育ちます。冬の剪定、春から夏の摘芽・摘花・摘果、10月の収穫、低温での予冷、常温での追熟、そして軸のしわと香りを待って包丁を入れる瞬間までが、この西洋なしのまろやかさを形づくります。
公開資料・公式情報をもとに構成しています。出典は下記の認定リンクをご覧ください(内容は変わる場合があります)。
この一品が、日本のどの制度・機関に登録・指定・認定されているかを示します。
英語では Yamagata La France pears と表記されます。
常温・冷蔵・冷凍と商品によって異なり、保存方法は包装と楽天の商品ページに記載されています。常温の加工食品は開封後は冷蔵し、早めにお召し上がりください。冷蔵・冷凍便の品は到着後すぐに表示どおり保存してください。賞味期限は実際の包装の表示が優先されます。
山形ラ・フランスは山形県のご当地食品です。公的な登録、地域の資料、楽天の販売中商品と照合し、産地との関わりや特徴を整理しています。
多くは常温で日もちし、箱入りで持ち運びに強く、贈りものや持ち帰りに向いています。最終的な保存・配送条件は楽天の商品ページでご確認ください。
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