本場 黄八丈 スクエアモチーフ 3連 ピアス 黄 黒 手づくり 1点物 伝統工芸品 送料無料 日本製 KI-8-JOU
小粋屋東京
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本場黄八丈は、織る前の糸に黄色、樺色、黒色を入れるところから始まる。東京の南約290〜300キロにある八丈島の絹織物で、黄色は八丈刈安やコブナグサ、樺色はマダミと呼ばれるタブノキの樹皮、黒色はシイの樹皮と泥土に結びついている。仕上がった布は、平織または綾織、縞または格子という簡潔な姿をとる。高機では手投杼で緯糸が打ち込まれ、生糸、玉糸、真綿の紬糸に重ねられた浸染、乾燥、灰汁、泥土の仕事が、絹の光沢として表に出る。
本場黄八丈の黄色は八丈刈安、またはコブナグサから生まれる。樺色はマダミ、つまりタブノキの樹皮から、黒色はシイの樹皮から始まり、八丈島の泥土による処理で深まる。三色の範囲が、この島の絹織物の輪郭をつくる。色は布になってから重ねるのではなく、糸の段階で入る。生糸、玉糸、真綿の紬糸、または同じ性質を持つ絹糸が染められ、経糸と緯糸が出会う時点で、黄、樺、黒はすでに糸の中にある。
染めの前には、炭酸ソーダを入れた湯で生糸を約三時間煮る精練がある。膠質が取り除かれた糸は、しなやかさと光沢を帯び、乾燥させたコブナグサの煮汁に浸される。黄色や樺色では、椿と榊の灰からつくる灰汁が発色に関わる。黒色では、シイの樹皮で染めた糸を、鉄分を含む島の泥土に浸すことで、植物の色がさらに深い黒へ進む。
本場黄八丈の色は、一度の染めで終わらない。黄染は染めと乾燥を約二十回繰り返し、黒染は泥土に入る前に三十から五十回ほど染めて干す工程を重ねる。黒の糸は、シイの樹皮で染められ、脱水され、屋外で干され、また染液に戻る。太陽の下で乾く時間と、後に続く泥土の処理が、織る前の糸に艶と深さを与える。
染め終えた糸は高機にかかり、先染めの平織または綾織になる。緯糸の打ち込みには手投杼が使われ、糸の色を見ながら布の面が少しずつできていく。柄は縞や格子が中心になる。複雑な模様で覆わないから、黄、樺、黒の三色と絹の光沢が前に出る。着物地や帯として使われると、直線のリズムと草木染めの深さが身体の動きに添う。
八丈島では、田畑の税の代わりとして織物を納めてきた。黄八丈は貢納布として島を出て、江戸時代には『恋娘昔八丈』に関わる人形浄瑠璃や歌舞伎の衣装を通じて、人びとの目に触れる場も広がった。享保十四年、一七二九年の黄八丈阿弥陀名号軸は、染めと織りの手を今に見せる品である。樺染めの平地に「南無阿弥陀佛」の六字を織り出し、長さ158.4センチ、幅34.6センチの本紙に菊池武喬の妻が織ったことが示されている。
現在の本場黄八丈にも、島の地名が残る。黄八丈織物協同組合は八丈町樫立にあり、染色工房は樫立や中之郷と結びつく。織り手の減少と承継の課題も、同じ島の現場にある。布は着物地や帯になり、普段着、おしゃれ着、訪問着としての使い方にもつながる。八丈島では機織り体験、機織りの見学、黄八丈の着付け体験、小さな織物もあり、黄、樺、黒の三色は肩や腰、手元の近くで受け継がれている。
本場黄八丈は、コブナグサの黄、タブノキの樺、シイと鉄分を含む泥土の黒を、手投杼と高機の布へ移す。静かな縞や格子の奥には、草木、灰汁、泥土、絹糸、何度もの乾燥があり、八丈島の色が着物地や帯の上で続いていく。
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英語では Honba kihachijo と表記されます。
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本場黄八丈は東京都の染織・布ものです。公的な登録、地域の資料、楽天の販売中商品と照合し、産地との関わりや特徴を整理しています。
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