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京都市北西部の北山杉は、枝打ち、皮むき、砂磨きを経て、茶室、床の間、住宅、家具、公共空間に見える丸太として使われてきました。
情報は120 日前に更新
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北山丸太は、京都市北西部、とくに北区中川を中心とする山の北山杉から始まります。皮をむき、加工し、磨き上げた丸太は、丸い木肌を人の目と手に近い場所へ出します。約600年の歩みのなかで、茶室、数寄屋建築、床柱と結びつき、現在は住宅、家具、学校の室内、公共建築にも使われています。
北山丸太の場所は、京都市北西部の山にあります。北山杉の生産地は北区中川を中心とする地域で、現在の中川一帯は北山林業と磨丸太生産の中心です。山の斜面、杉、育林、加工に携わる人びとの作業が、この丸い木材に産地の輪郭を与えています。
この地域の北山杉生産は、室町時代ごろから約600年続いてきました。その長さは、枝を払われ、皮をむかれ、磨かれた杉の直線と丸みに残ります。室内に立つ一本の丸太にも、中川の山で重ねられた手入れの時間が見えます。
北山丸太は、北山杉の皮をむき、加工してつくられる木材製品です。磨丸太、人造絞り丸太、天然出絞丸太、面皮柱、タルキなどがあり、表面の表情や製造方法によって違いが生まれます。いずれも、杉の木肌を室内に見せることに強く関わる材です。
工程には、枝打ち、本仕込み、荒皮むき、小むき、砂磨きがあります。枝を整え、皮を取り、表面を細かく仕上げることで、山の杉は茶室、住宅、家具の近さで触れられる丸い面になります。
北山丸太の光沢は、山での枝打ちと加工場での表面処理が重なって生まれます。繰り返す枝打ちは緻密な材質につながり、仕上がった木肌は滑らかで光沢があり、干割れが生じにくいとされています。壁の内側に隠す材よりも、目に触れる意匠材としての持ち味が際立ちます。
約600年の継続は、枝打ち、皮むき、砂磨き、室内で見せる使い方という手順の積み重ねです。部屋に入った人がまず受け取るのは、白く光る杉の表面、丸い形、手のひらに伝わるなめらかさです。
北山丸太は、茶室や数寄屋建築と結びついてきました。茶の湯の空間や床の間では、柱の木目、丸み、手ざわりが人の近くに置かれます。北山杉を磨いた丸太は、そうした室内で表面を見せる建築用材として使われました。
桂離宮、修学院離宮、島原角屋は、北山丸太を使った数寄屋づくりの例です。大徳寺や金閣寺など、京都の建物名にもこの丸太の使用場面が結びつきます。名のある建築の室内に、磨かれた杉の丸柱が役割を持ってきました。
北山丸太の使い道は、床柱の場面から現代の室内へ広がっています。住宅ではリビングのアクセント柱や階段の手すり、家具では木肌を見せる部材として使われます。公共建築や学校の室内にも取り入れられ、市立中学校の音楽室には自然の縁を残した板の使用例があります。
現代の空間で北山丸太が伝えるものは、まず表面と距離感です。手すり、家具、学校の部屋、公共建築の木部に近づくと、木目、丸み、光沢、手ざわりが見えてきます。中川を中心とする山で育った杉は、人の近くに置かれる素材として使われ続けています。
北山丸太は、京都市北西部の中川周辺で育った北山杉が、枝打ち、皮むき、加工、砂磨きを経て、見せるための丸い木材になる流れを持っています。茶室、数寄屋建築、床柱に使われ、いまは住宅、家具、学校、公共建築にも広がっています。どの場面でも、最初に目に入るのは杉の木目、丸み、なめらかな木肌、そして光沢です。
公開資料・公式情報をもとにまとめています。出典は下記の各ページをご覧ください(内容は変わる場合があります)。
この品が、日本のどの制度・機関に登録・指定・認定されているかを掲載しています。
英語では Kitayama logs といいます。
北山丸太は、京都市北西部、北区中川を中心とする地域の北山杉を皮むき、加工、砂磨きしてつくる丸い木材です。繰り返す枝打ちにより材質が緻密になり、仕上がった木肌は滑らかで光沢があり、干割れが生じにくいとされています。約600年の歩みのなかで、茶室、数寄屋建築、床柱に使われ、現在は住宅、家具、学校、公共建築にも使われています。
北山杉生産は室町時代ごろから約600年続いてきました。工程には枝打ち、本仕込み、荒皮むき、小むき、砂磨きがあります。繰り返す枝打ちは緻密な材質につながります。北山丸太には、磨丸太、人造絞り丸太、天然出絞丸太、面皮柱、タルキなどがあります。
北山丸太は床柱や座敷など、木肌を見せる場に使われてきました。現在は住宅のインテリアにも使われ、居間の化粧柱や階段の手すりに用いられる例があります。公共建築にも採用されており、市立中学校の音楽室では自然な木口を見せる板が使われている例があります。
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