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パワーストーン 天然石 パスクル
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三重県熊野市神川町の細粒で緻密な黒い石は、砥石、水研ぎ、ろう、布拭きを経て、碁石、硯、試金石、小さな成形品へ姿を変える。
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天然石 SORA
那智黒石は、三重県熊野市神川町という狭い地名から始まる。黒色で細粒、緻密な泥質岩で、神川町神上の工房とも結びつく。磨かれた深い黒は、碁石の黒石、硯、金の純度を調べる試金石、文鎮、置物、アクセサリー、粉末成形品へ広がってきた。
那智黒石の地理は狭い。採れる場所は熊野市神川町に結びつき、仮谷梅管堂の住所も神川町神上にある。三重県、熊野市という広い名前の中で、神川町と神上の地名が石材と工房の距離を縮める。
神上は明治の硯づくりにも現れる。神川町神上の山西徳之助が那智黒石で硯を作って売ったことが、広く売り出される始まりとされる。採取地、工房、硯という三つの具体物が、同じ地名の中でつながっている。
那智黒石は黒色で細粒、緻密な泥質岩で、地質では黒色硅質頁岩とされる。黒さには岩の成り立ちが関わる。多量の炭素を含んだ水性粘板岩が噴出溶岩と接触し、きめ細かい黒い岩質になった。
さらに細かな尺度では、那智黒石は約0.1ミクロンの黒色不透明の砕屑物からできる石である。この粒の細かさは使い心地につながる。硯はきめ細かく滑らかなため磨墨に時間がかかり、磨いた品は水研ぎと仕上げを重ねて黒い艶を出していく。
那智黒石の代表的な使い道の一つが、碁石の黒石である。黒石には那智黒石が結びつき、白石は蛤の貝でできている。碁盤の上の小さな黒い石に、神川町の素材が入っている。
硯では、同じ石が書く時間の道具になる。那智黒石の硯はきめ細かく滑らかなため磨墨に時間がかかるが、できた墨は滑らかで文人墨客に喜ばれてきた。仮谷梅管堂では、金の純度を調べる試金石も扱われ、黒い石材が書、囲碁、金属の判別にまたがって用いられている。
那智黒石の名は1839年の『紀伊続風土記』に現れる。藩政のころには一時採取が禁じられ、明治中期に採掘禁止令が解けた後、硯や文鎮などに用いられるようになった。書名、年、時代、器物が、石の歩みを具体的に示している。
天然石は板状に割れる性質があり、立体的な置物や花器には加工しにくかった。昭和45年ごろから粉末成形による置物が作られるようになり、アクセサリー、カップ、置物、樹脂を混ぜた粉末成形品など、現在の使い道にも広がった。
那智黒石の艶は、工程を重ねて生まれる。最初に荒目の砥石で石の角と全体を磨く。この作業が丁寧であるほど、最後の仕上がりがきれいになる。次に#150のサンドペーパーで、水をかけながら砥石の傷がなくなるまで磨く。
その後、#320、#600のサンドペーパーへ進み、水研ぎで前の傷を少しずつ消していく。仕上げにはろうを塗り、ブラシと布で拭く。砥石、水、サンドペーパー、ろう、ブラシ、布という道具の順番が、黒い石を深い艶のある面へ変えていく。
那智黒石は、熊野の工房や事業者の名前とも結びついている。岡室碁石株式会社、仮谷梅管堂、田野那智黒石店などの名があり、仮谷梅管堂は熊野市神川町神上に置かれている。工房の住所は、石材の狭い場所の輪郭をもう一度示す。
2021年の後継者募集では、加工、販売、広報、商品開発が那智黒石の仕事として並べられた。那智黒石の継続は、神川町の採石範囲、工房の研磨、碁石や硯、粉末成形品、熊野で仕事を受け継ぐ人に支えられている。
那智黒石の魅力は、熊野市神川町という狭い場所、細粒で緻密な黒い岩質、#150から#600へ進む水研ぎ、硯の上でゆっくり磨る墨、碁盤に置かれる黒石、神川町神上に残る工房の名にある。固い石から粉末成形品まで、深い黒の表面に場所、素材、手仕事の時間が残っている。
公開資料・公式情報をもとにまとめています。出典は下記の各ページをご覧ください(内容は変わる場合があります)。
この品が、日本のどの制度・機関に登録・指定・認定されているかを掲載しています。
英語では Nachi black stone といいます。
那智黒石は、三重県熊野市神川町に結びつく黒色で細粒、緻密な泥質岩で、黒色硅質頁岩としても扱われます。黒さには炭素を多く含む岩質と噴出溶岩の接触が関わります。碁石の黒石、硯、試金石、文鎮、置物、アクセサリー、カップ、粉末成形品に用いられ、磨きには荒目の砥石、#150から#600の水研ぎ、ろう、ブラシ、布が関わります。
那智黒石の名は1839年の『紀伊続風土記』に現れますが、棋子との関係や名称の由来は確定した歴史として扱いません。明治中期に採掘禁止令が解けた後、那智黒石は硯や文鎮などに用いられ、神上の山西徳之助が硯を作って売ったことが広まりの始まりとされます。天然の那智黒石は板状に割れる性質があり、昭和45年ごろから粉末成形による置物が作られるようになりました。那智黒石に関わる名として、岡室碁石株式会社、仮谷梅管堂、田野那智黒石店などがあります。
碁石の黒石は那智黒石の早い時期からの代表的な用途であり、白石は蛤の殻で作られます。那智黒石の硯はきめが細かく滑らかなため、墨をするのには時間がかかりますが、できた墨は滑らかで、文人が重んじてきました。仮谷梅管堂では予約による那智黒石の加工体験があり、この石に関わる仕事を考える人は加工場や採石地を見学できます。
工芸品は直射日光・湿気・急な温度変化を避け、ぶつからないように保管してください。木・竹・漆・紙は水に弱いため、濡れたらすぐに拭き取ります。個別のお手入れは商品ページの表示をご確認ください。
多くは常温で日もちし、箱入りで持ち運びに強く、贈りものや持ち帰りに向いています。最終的な保存・配送条件は楽天の商品ページでご確認ください。
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