榀布 科布 しな布 自然布 八寸 名古屋帯 八寸名古屋帯 榀 科 しな シナ 布 無地織 もじり織 無地 もじり もじり柄 山形県 鶴岡市 関川 新潟県 村上市 雷 山熊田 羽越 しな織り しな織 古代布 帯 なごや おび 羽越しな布 伝統的工芸品 伝産マーク
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羽越しな布は、山形県鶴岡市関川地区と、新潟県村上市の山熊田地区・雷地区にまたがる山里の布です。山間部に育つシナノキ、オオバボダイジュ、ノジリボダイジュの樹皮から靭皮繊維を取り、手で糸に績み、撚りをかけ、平織りで布にします。ざっくりした手触りと落ち着いた風合いは、帯地、のれん、袋物、帽子、小物の表面にそのまま現れます。
関川は山形県鶴岡市にあり、山熊田と雷は新潟県村上市にあります。三つの山里が県境を越えて羽越しな布の産地をつくり、関川しな織センターや村上側の工房が手仕事の場になっています。地名には具体的な働きがあります。樹皮を取る山、梅雨の皮はぎ、雪の季節の織り、見学できる工房が、この山里の範囲に重なっています。
材料は、糸になる前は樹皮です。羽越地域の山間部に生育するシナノキ、オオバボダイジュ、ノジリボダイジュから靭皮繊維を取り出します。木の皮を起点にするため、仕上がった布にはざっくりした手触りと落ち着いた風合いが出ます。表面の粗さは、樹皮繊維を裂き、績み、織った跡として手に残ります。
糸づくりから織りまでには約一年がかかり、工程は二十二に分けられます。梅雨の時期に樹皮を剥ぎ、灰汁で煮込み、川で洗い、米糠に漬け、繊維を三ミリメートルほどに裂きます。細くなった繊維は手で績みつながれ、糸車で経糸と緯糸に撚りをかけ、最後に平織りを基本として布になります。
雪に閉ざされる山里では、しな布づくりが冬の家仕事になっていました。かつては各家庭で糸づくりから織りまでを行い、新潟側の集落では夏山の皮はぎ、秋のしな績み、冬の織りが季節ごとの仕事でした。高機にかけた手績み糸は、平織りの中で少しずつ布の厚みをつくります。
使い道を見ると、布の強さがわかります。羽越地域では、衣装や農作業の仕事着、漁網、漉し布、敷布、収納袋にも使われました。綿製品の普及や生活の近代化で需要は細りましたが、昭和後期から地域の工芸活動と素朴な工芸品への関心を受けて生産活動が広がりました。現在は帯地、のれん、袋物、帽子、小物などに仕立てられ、丈夫で水に強く、使うほどしなやかさが増します。
鶴岡市関川の関川しな織センターでは、布になる前後の手元を近くで見ることができます。館内には展示スペースがあり、織り、加工、制作の様子も見られます。予約制のコースターづくりでは、長い工程の一部を手のひらに収まる大きさで体験でき、樹皮の繊維、手績み糸、平織りの関係が一枚の小さな布に集まります。
羽越しな布をたどる手がかりは、関川、山熊田、雷の山道、シナノキの樹皮、梅雨の皮はぎ、灰汁と川水、米糠、三ミリメートルほどの細い繊維、手績み糸、平織りです。ざっくりと落ち着いた布面には、山里の一年の仕事が、帯地やのれん、袋物、帽子、小物、コースターの形で残ります。
公開資料・公式情報をもとに構成しています。出典は下記の認定リンクをご覧ください(内容は変わる場合があります)。
この一品が、日本のどの制度・機関に登録・指定・認定されているかを示します。
英語では Uetsu shinafu と表記されます。
天然素材の染織品は、はじめのうち多少色落ちします。中性洗剤で単独手洗いし、長時間のつけ置きと漂白は避け、色あせを防ぐため陰干ししてください。絹・麻や伝統的な染めのものはドライクリーニングが必要な場合が多く、商品ページの洗濯表示が優先されます。
羽越しな布は山形県の染織・布ものです。公的な登録、地域の資料、楽天の販売中商品と照合し、産地との関わりや特徴を整理しています。
多くは常温で日もちし、箱入りで持ち運びに強く、贈りものや持ち帰りに向いています。最終的な保存・配送条件は楽天の商品ページでご確認ください。
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